超景観探訪!神秘の美しさを体験できる美瑛の「青い池」訪問のススメ

北海道には景勝地と呼ばれる場所が多々あって、なかなか紹介しきれません。
今回紹介するのは、今までボクがたくさん足を運んだ、とある地域からのピックアップです。
きっと、満足できるスポットだと思いますよ。

場所の案内から

まずは場所を先に紹介しましょう。

今回の紹介地域は「美瑛」です。
美瑛には有名な丘や木がたくさんあって、こちらを紹介してもよいのですが、やはりここでしか見ることができない偶然の産物が作り上げた場所があります。そこにぜひ立ち寄ってほしいと思っています。

その場所は「青い池」です。
AppleのMacの壁紙にも選ばれています。

地図はこちら。

美瑛の丘や市街地からはかなり離れていて、ここへは車でアクセスすることになります。アクセスする道は走りやすいですし、青い池周辺も以前にくらべてかなり整備されてきました。駐車場もありますので、心配なく探訪することが可能です。

青い池のこの青さは、もちろん人工的に作られたものではありません。
いくつかの偶然が重なり合ってできた、まさに神秘の場所なのです。

実はこの青い池は自然の池ではありません。
色は天然なのですが、青い池そのものは1988年12月に噴火した十勝岳の堆積物による火山泥流災害を防ぐために、近くを流れる美瑛川に作られた堰(せき)のひとつに水が溜まってできました。人工的に池を作ったのではなく、これも偶然なものです。

青の秘密

この青い池の青さの秘密は、美瑛川にあります。
実は、この池の元となる美瑛川も「青い水」が流れているのです。

ですが、この美瑛川のずっと上流は青くありません。また、美瑛川は途中でいくつかの川と合流するのですが、その川も青くはなく無色に近いのです。ここに、2つめの偶然があります。

その2つめの偶然を作り出しているのが、「しらひげの滝」なのです。

場所はここ。

 

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よく見ると、ここの水は青いことがわかります。

このしらひげの滝は、川ではなく湧き水です。
地中から豊富に湧き出した水が滝状になっているのです。この付近の湧水には水酸化アルミニウムなど、主に白色系の微粒子が大量に含まれています。

滝の湧き水自体も湧いた段階ではほぼ無色の状態なのですが、美瑛川の水と混ざることによって成分が薄まり、さらに分散されることによって一種の化学変化(コロイド状に変化)が起こります。水中に差し込んだ太陽光がこの変化した粒子と衝突散乱し、さらに水の吸収で青色の透過光が加わってこの青が生まれるのです。

このように、偶然が2つも3つも重なって初めてできたのが青い池なのです。

青い池

以前に撮影した写真です。

 

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この青は、季節や時間帯によって濃さや色合いが異なります。
光の吸収や透過がすくない時には緑っぽく変化し、逆に水のなかの成分が強い時には青みが強くなります。これは天気や気温によっても左右されるので、美しい青を見られるのは実は限られています。

池の中には白樺などの木が残っていますが、これはもともとここの場所に生えていた木が、水が溜まったことによって水没して枯れたものです。この景観も偶然にして生まれたものなのですね。

 

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これは別の日に撮影したものです。
色味が少し変化して緑がかっていることがわかります。この日は少し曇り空だったのですが、天候や季節の影響を受けやすいと言えます。

 

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見る角度や場所によっても微妙にその表情を変化させます。
このあたりも神秘的な要因になっていて、何度訪れても飽きることのない部分なのではないかと思います。

この地を訪れてみて

この付近を訪れたら、ぜひ青い池だけではなく、上流にもさかのぼってみてください。
しらひげの滝をほぼ真上から見渡せる橋もありますし、なんと言ってもその色の変化に着目して探検するのも楽しいでしょう。

 

DSC7039

青い池の周りは休日にはたくさんの観光客が訪れます。
ゴミを投げ捨てたり場所を占領するなどのマナー違反は止めて、みんなでこの偶然の産物を楽しんで欲しいと思っています。

もちろん、車で少し走れば、美瑛の美しい丘や木々を見ることもできて、心と目の保養ができると思います。

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