一眼レフを購入したらチャレンジしたい料理をおいしく撮る7つの方法

一眼レフカメラを購入すると、いろいろな被写体に目が行くと思います。

今までスマートフォンやコンパクトデジタルカメラ(コンデジ)では思うように撮れなかった写真が、一眼レフでは撮れるようになります。背景をぼかした写真や、細かい設定を入れた写真などは、一眼レフの独壇場ですし、それが楽しみの一つでもあります。

そして、一眼レフを購入したら料理や飲み物などの写真もきっと撮りたくなると思います。
でも、おいしそうに撮るにはちょっとしたコツがあります。

ただ単に撮るだけでなく、少し構図などを考えてみると見違えるほどおいしそうに撮れるようになります。今回は、それらを紹介します。

料理の写真を撮るその前に

これはマナーの問題でもありますが、食事の写真を撮る上で必ず守っていただきたいことです。
写真を撮る人全体のイメージにもつながってしまいます。

お店や周り方の迷惑にならないように

これは至極当然のことです。
撮影禁止のお店や、撮影を快く思っていらっしゃらないお店も当然あります。
撮影してよいかどうか、必ずお店の方に聞いてください。

また、静かな場所ではシャッター音が意外に耳につきます。
周りへの考慮もお忘れなく。自分がして欲しくないことはしない、というのはマナーの鉄則ですね。

撮影はさっと済ませる

せっかくおいしい料理が出てきたのに、撮影に没頭して食べない、飲まない、など本末転倒です。
今日は料理の「ブツ撮り」に来たわけではないでしょう?料理を食べに来たはず。お店の人もいつまでも撮影していたら快く思わないハズ。

設定やなんやらは事前に済ませておいて、さっと1分以内に終了しましょう。
そのほうが、おいしそうな写真だって撮れますよ。

 

では、ここからが主題です。

1. 明るく撮ることを心がける

お店によっては、雰囲気を出したりコンセプトを明確にしたりするために、あえて照明を暗くしているところがあります。

そういったところで普通に撮ってしまうと、当然暗く写ってしまいおいしそうに見えません。色も悪くなってしまいますし、特にカレーなんかなおさら……

ISO(感度)を上げたり、シャッタースピードを遅めにしたりして、なるべく明るい写真が撮れるように心がけましょう。

場合によっては、主題以外の部分が白トビ(明るすぎてなにが写っているかよくわからなくなっている状態)してしまうかもしれませんが、気にしません。主題が明るく写っていればそれでOKなのです。料理をおいしく撮るためには、こういった割り切りが必要になります。

 

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左上には、ライスが少し写っていますが白トビしています。
でもこれでOK。思いっきりズドンと明るくしてしまった方が華やかさもでますね。

2. フラッシュは使用しない

先ほどのマナーの部分でもお話ししましたが、少し暗い店内でフラッシュを使用するのはやはりマナー違反。周りの人たちはあまり良くは思いません。それに、カメラ内蔵のフラッシュを使用してしまうと、被写体に直接光を当ててしまうため不自然な影ができてしまったり、主題以外は極端に暗くなったりしてしまうため、おすすめしません。

最近のカメラは性能も上がり、感度調整で明るく撮ることが可能です。
フラッシュを使用しないで撮影できる設定を覚えておきましょう。

3. 全体を写さない(構図を重視する)

上のカレーの写真もそうですが、あえて全体を写していません。
お皿も一部を切り取っています。

そちらの方が料理がダイナミックに写りますし、料理に「より寄れる」ので、いっそうおいしそうに、そして明確になります。

 

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また、構図のポイントでもありますが、主題を真ん中に置くよりも少し左右にずらした方が雰囲気が出ます。撮影する角度、向き、構図をあらかじめ考えておきましょう。自分が何を撮りたいのか、何を伝えたいのか、おいしいと思ったポイントはどこなのかを考慮するとよい構図になるかもしれませんね。

正面や上から、ではなく、少しずらしてみるのがポイントです。
斜め45°くらいから試してみましょう。

4. 脇役を入れる

料理には、必ず脇役がいます。

肉料理にはワインであったり、コース料理にはスープやパンであったり、定食だってご飯やお味噌汁といった脇役がいます。それらをうまく盛り込むことによって、食事をしたときのことを連想させ、イメージが広がることによって、写真を見た時に「おいしそう」と感じることができます。

 

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こんなふうにただのフィッシュアンドチップスですが、ビネガーを入れることによって食べた時の味を連想できるようになります。また、ビネガーの瓶がアクセントにもなりますね。

これらの脇役なども全体を入れることは考えなくてOKです。
ちょこっと効果的に写っていればOK。
置き方にもこだわってみてくださいね。

5. 色温度に気を付ける

色温度=ホワイトバランスです。

店内の照明はいろいろな「色」があります。太陽光に近いもの、蛍光灯、電球、水銀灯など。それぞれに独特の色を発していますが、これが写りに大きく影響します。

一眼レフカメラにはもちろん、コンパクトデジタルカメラにも「ホワイトバランス」という設定が必ずあります。

通常はカメラ任せでホワイトバランスを決定していることがほとんどだと思いますが、時にはこれが失敗してしまうことがあるのです。

思ったよりもオレンジ色に写ってしまったり、青白く写ってしまったりして失敗した経験が誰にでもあると思います。これがホワイトバランスの設定ミスです。見た目にどれだけ近づけられるかもこのホワイトバランスの設定にかかってきます。

 

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ホワイトバランスは、カメラの設定でカンタンに変更することができます。「太陽光」「蛍光灯」「電球」「曇り」などの名前になってあらかじめ色温度が設定されていますので、いくつか試しておき、最適と思われる、あるいは一番おいしそうに見える設定で撮影しましょう。

これを変えるだけで、料理の印象ががらっと変わります。

6. 彩度を上げすぎない

コンデジやスマートフォンのカメラで撮影すると、すっごくビビッドに写ることがあります。

また、彩度をあげてビビッドに撮ることが好きな方もいらっしゃいます。

特に風景写真や夜景の写真では、彩度を極度に上げたものも見受けられますが、料理ではあまり上げない方が良いと思います。

もちろん、色のコントラストが少なすぎてもおいしそうな写真にはなりませんが、彩度が上がりすぎているものも、なんか現実のものとは思えず食欲がそそられません。

このあたりの設定は、個人の好みの問題にもなってきてしまいますが、ボクとしてはあまりにも彩度を上げた写真は好きではありませんし、風景でもそうですが、そういった写真はもうちょっと飽きてしまっています。

「食欲がそそられない=おいしそうに見えない」

これ、重要なポイントです。
あくまでも自然な彩度に気を配ってください。

 

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ビビッドな写真に慣れきってしまっていると、自然な写りなのに物足りなくなってしまったりします。彩度のコントロールは重要ですが、行きすぎは禁物。

覚えておきましょう。

7. 背景のボケを効果的に入れる

一眼レフカメラを使用しての料理撮影ですから、背景のボケはやはり効果的なポイントとなります。

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主題だけを残し、背景全体をぼかすことによりそのものをよりいっそう引き立てることができますし、写真のコンセプトや伝え方も明確になります。

一眼レフカメラで背景をぼかした写真を上手く撮るためには、レンズ選びも重要です。なるべく明るいレンズ(F値とよばれる数値が小さい)を使用した方がボケは大きくなります。

最近の主流のズームレンズは、F値が3.5や4といったところから始まるものが多いのですが、このF値が大きいとボケの量は減ります。

できれば単焦点のレンズを使用して、F値が2.0以下になるようにすると背景をがっつりぼかすことができます。あるいは、被写体に思いっきり近づくことによってボケやすくなったりもします。

 

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ボケと構図を効果的に使用すると、何気ない自宅の朝食だってきっとおいしそうに写るはずです。
なにもお店の料理だけではありません。自宅で作った簡単なピザトーストとコンビニのサラダだって、ほらこのとおり。

まずは、自宅で構図やボケ味や明るさ、ホワイトバランスなどを研究してみましょう。
自宅なら、どんなに時間をかけても、シャッターをパシャパシャしても、誰にも迷惑かけませんから。

 

 

いかがでしたか?

料理をおいしく撮るコツですが、これらを組み合わせて撮影することがポイントです。
そして、数を多く撮影してコツを習得することが重要です。自宅などで練習して、設定などをささっと変更できるように主要なところは覚えておきましょう。

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もちろん、自分が所有しているカメラやレンズの特徴を把握しておくことも重要です。
レンズによっていろいろな写り方をします。その料理や場所やシチュエーションに一番あったものを選べるようにしましょう。

料理がおいしそうに撮れるようになってくると、撮影も当然楽しいですし、いろいろなお店にも行きたくなります。ぜひおいしい撮り方にチャレンジして、おいしいものをいっぱい食べようではありませんか。

 

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