[生産終了品]「FERRANIA SOLARIS 400」作例とともにレビュー

フィルムカメラを使用していて一番残念なこと。

それは、気に入っていたフィルムが生産中止になっていくことです。
折しもデジタル全盛の時代。フィルムの需要はそうそうないのはわかってはいますが、昨今の生産中止のニュースはけっこう傷つきます。特に、お気に入りでよく使用していたものだったらなおさら。

今回は、好きだったけど残念ながら無くなってしまった「FERRANIA SOLARIS 400」です。

FERRANIA SOLARIS 400というフィルム

イタリアのFERRANIA社製造のフィルム。
特徴は、ローファイなこと。つまり、品質はよくないというか高くない。
ノイズというか粒子感というか、ざらざらするし、色も緑が強く出てきてコントラストも極端、という結構とんがった仕様なのです。

それが逆に味のある写りになったり、ちょっとレトロな写りになったりと、特徴を知っていればなかなか面白いフィルムでした。こういった万人受けしない部分(一部にはすごく人気があったけど)があって、残念ながら販売が終了してしまいました。

どんな写りなのか、さっそく見てみましょう。

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色の出方、特に緑と赤の出方に特徴があると思います。
全体的にざらっとしてますし、荒っぽい気もしますが、そこが味のフィルム。こういった「明るくないテーマ」の被写体には向いていると思うのです。

 

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こちらも同様、かなりローファイな写りだということがわかると思います。
でも、味になっているんですよねえ。ISOは400なので、特段気を使う感度ではないですが、無理矢理感度を上げたようなそんな写り。つい数年前の撮影なのに、何十年も前に撮ったような感じが出ていると思います。

 

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個人的にですが、このフィルムはこういったちょっと暗いテーマの時に好んで使用していたような気がします。特に一番下の写真はすごく好きな雰囲気で、Macの壁紙にしたり写真展に出展したことがあるくらい気に入っています。

個性のかたまりのフィルム

ちょっと前までは、こういった個性のかたまりのようなフィルムが結構あったものですが、今はもう風前の灯火状態ですね。フィルム自体がそういった状態、と言ってもいいと思いますがちょっと残念な気もします。もちろん、デジタルの現像次第ではこういったニュアンスを表現できるのも確かですが、それとはちょっと違う気がするのです。

うーん、無くなったのは残念ですが致し方ありませんが、ぜひとも残っているフィルムで写真を撮ってみてください。そして、フィルム写真を現像してお店でプリントしてみてください。その時の気持ちは代えがたいものがありますよ。気に入った写真は額に飾ると感動もひとしおです。

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2 Responses

  1. gkrsnama より:

    こだわりのフィルムってありますよね。おれはKMです。粒状は粗いというか荒れやすいけど、精細感とシャープネスはものすごい。彩度が低くてちょっと全体に青みがかかって赤がくっきりして墨が強い。がしんと重い感じの絵がとれます。ちょっと紹介いただいたフィルムに似てますよよね。でももっと精細ですよ。

    夜景以外では、これしかないくらい愛用してまして。特殊処理なんで現像代も普通よりちょっと高いのですが。

    カメラブレにならないように気合が入りましてね。あれ亡くなってテンションが下がっちゃいましたよ。ゾンビみたいに復活しないかなあって思ってます。

  2. gkrsnama より:

    こだわりのフィルムってありますよね。おれはKMです。粒状は粗いというか荒れやすいけど、精細感とシャープネスはものすごい。彩度が低くてちょっと全体に青みがかかって赤がくっきりして墨が強い。がしんと重い感じの絵がとれます。ちょっと紹介いただいたフィルムに似てますよよね。
    あれ亡くなってテンションが下がっちゃいましたよ。

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