ボクが新生「VAIO」に望み託す3つのことがら —VAIO株式会社御中—

ソニーが、パソコン事業から撤退というニュースはボクにとって衝撃でした。
そして、新会社設立のニュースもびっくりしました。


「VAIO」の譲渡がソニーとJIPの間で正式決定、注目の新会社名も公表! | Senbonsakura.com

VAIOは、Windowsパソコンの中では特別な存在でした。
まだパソコンも余り普及していない1997年ころ、その当時アルバイトをしていた所の専務が誇らしげに使用してたノートパソコンがVAIOでした。それが最初の出会い。そこから、VAIOはボクの憧れになりました。

高校生の時から20歳頃にかけてMacintoshを使用していたのですが、初めてWindowsのパソコンを直に見た時でもありました。あの機種は、確かPCG-715だったと思います。よく見せてもらえなかったケド、たぶん間違いない。

それから何かの縁があって、VAIO関連のお仕事にも携わらせていただき、いろんな方と知り合えたのも偶然ではなかったと思います。だからボクの中では、VAIOという存在はパソコンという枠を飛び越えて、なにか成長の過程のような気がしてならないのです。

そんなVAIOがソニーの手を離れると聞き、非常にショックとともにちょっと落胆したのを覚えています。もう、ボクをワクワクさせてくれたあのVAIOは生まれてこないのだ、と。でもその後、VAIOの名前を引き継ぎ、そして新生VAIOの歴史が始まるとアナウンスされた時には、安心したものです。

ソニーファンやVAIOファンはたくさんいます。
ボクもその1人として、これからの新生VAIOにぜひとも望みたい、託したいことがらを書き綴ってみたいと思います。今回は、完全に個人的な意見ですので、暴走しても怒らないでくださいね。

望むことその1 とんがったモデルを出して!

PC事業がビジネスである以上、売れるモデル、万人受けするモデル、ローコストのモデルを生産するのは当然だと思います。でも、VAIOにそんなことは求めていないのです。そういった分野は、日本の左下方面の国に任せた方が絶対に良いと思います。もちろん、VAIOにあってもイイですが、その対極にあるとんがったモデルは絶対ないとダメだと思います。

はっきり言って、終焉間近のVAIOはつまらなかった。
かろうじてVAIO Proがちょっと一線を画していましたが、全然足りない。
VAIOには、やっぱりとんがったモデルがよく似合っていましたし、世間やファンもそれを待ち望んでいました。時代の変化、と言ってしまえばそれまでだけど、ディフェンスに徹したVAIOや、牙を抜かれたVAIOなんて誰も望んでいなかったはずです。

ボクの中で一番とんがったVAIOはこれ、PCG-X505。


 

もう10年も前のモデルだけど、今見てもすげえ、って思います。
薄さと軽さにこだわり、当時必需品に近い光学ドライブや拡張性をバッサリ捨て去るという選択。カーボンという新素材を積極的に取り入れた外装。なんというモデルなんだと思ったものです。

極めつけはコスト度外視なそのお値段。ソニースタイル専用モデルで、店頭モデルよりもさらに軽量化を図った「PCG-X505/SP」は35万円、専用アルミケースやカードモデムが付属する「エグゼクティブモバイルパッケージ」は40万円という強烈な価格設定。当時20万も出せばそうとうイイパソコンが買えたのに、この価格は攻め以外の何者でもないでしょう。

他にも、元祖PCG-505や、PCG-C1、VGN-U50など、モバイル型を中心に本当に良いモデルがありました。VAIOはやっぱりこういったモデルが似合ってると思うのです。

VAIOだからできるデザイン、設計、目の付け所、こだわり。
そういったナナメ上を行ったモデルをぜひ作ってください。
僕らがワクワクするような製品。所有感を満たしてくれる製品。他にマネのできない製品。
それがVAIOなんだ。

望むことその2 ブランド力の強化を図って!

2番目に望む部分はここ。

今、一番VAIOというブランドの存在価値が問われている時期だと思います。
ソニーを離れ、独自のブランドとして歩み出すわけなので当然です。今までは、「ソニーの」という冠詞がついていたけれど、それが外れてどのような立ち位置になるか微妙なところがあります。

やっぱり、VAIOというブランドは製品の価値によって作られてきたものだと思っています。
日本のパソコンにもブランド名はいくつかありますが、ネームバリューも実績もVAIOが一番だと思うし、唯一Mac・Appleに対抗しうるブランドだと思っています。

それをキチンと育てて、強化してほしい。
VAIOという名前がなくならずとも、その輝きを失い墜ちてゆく様なんて見たくない。なら、いっそ無くなった方が良かったんだ。だからこそ、VAIOブランドは大切にしてほしいなって思います。

製品ももちろんだけど、この部分はとても大切。
やっぱ、製品はブランド力なんだよ。
ブランド名や力がそれに負けない良い製品を作り出し、良い製品のおかげでさらにブランド力が増す。
このスパイラルが見たいなあ。

望むことその3 やっぱりいつかソニーに帰ってほしい

こう言っちゃうとなんだけど、やっぱりそう願ってる、かな。
すいません、ほんと。超個人的な意見です。

でも、
そう願ってます。

 

ソニーが元気な時は日本は元気だったし、また元気なソニーになってVAIOを迎え入れて欲しいなって思います。超個人的な意見だけど、ビジネスや背景のこと全く無視して話しているけど、やはりそう思ってしまいます。

物心ついた時から家にはソニーの大きなステレオがあって、トリニトロンのテレビを親父がムリして購入して、ウォークマンに飛び付くほどボクのうちはソニー党でした。パソコンはまだソニーがなかったのでMacintoshを選択したみたいだけど、そうゆう課程やいろんなことが混じり合ってソニーが好きだったんです。

壊れやすいとか(ある意味事実だし)、使いにくいとか(独自規格好きだもんね)、いろいろ言われていることはあるけど、やっぱりソニーに寄せる期待って日本人ならどこかにあると思うのです。きっといつか、今のちょっと不振なソニーを脱却して、またエレクトロニクス分野で牽引車となって、そしてVAIOを迎えいれてほしいなって思います。

ソニーのVAIOが好きだった男からのお願いです。

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